2009年 09月 16日
太陽の東 月の西 |

コメントくださっているみなさん、本当にありがとう。ありがたく読ませて頂いております。
後ほどお返事させてください。
さてさて、今日はシュタイナー学校のお話。
こども①、がんばっております。
英語がまだわかっていないので、さぞかし苦労をしているとは思われるのですが、
毎日まいにち目を輝かせて帰ってきます。
一週間のスケジュールを少しご紹介したいと思います。
8時~10時 メインレッスン (ここがいわゆるお勉強の時間)
10時~10時30分 スナック(休憩時間)
10時30分~11時10分 ライアー・手芸・オイリュトミー・笛・スペイン語(日替わりで)
11時15分~12時 オイリュトミー・手芸・スペイン語・ライアー(日替わりで)
12時40分~2時50分 公園(毎日)
3時 下校
となります。
どうやら毎日の勉強は午前中の2時間のみのよう。
「どんなお勉強してきたの?」と聞くと、「まっすぐな線を書いたり、曲がった線を書いたりした。」とのこと。
覚悟はしていたけれど、午後からはず~っと公園にはさすがにちょいと驚きました。
それも、決して美しくはない都心部の公園。
たまに浮浪者のおじさんが昼寝をしていたりします。
小鳥がさえずり、鹿に出会う以前のシュタイナー学校の森とはかなり様子が違います。
それでも、子供たちは元気に楽しく遊んでいます。
今週からメインレッスンで先生の話を聞き、絵を描く、という授業が始まりました。
その話がちっともわからなくて「困った」、とのことで先生に相談をしに行きました。
こちらの学校、狭いビルなので、基本的には親の立ち入りは玄関ホールまで。
なので、学校が始まってから教室に入るのは初めてのことでした。
教室には、子供たちが描いた水彩画が飾られていて、黒板にはチョークで美しい絵が描かれていました。
山を背景に、美しい少女が扉の鍵を開けようとしていて、空には7羽の鳥が羽ばたいている絵。
先生が語ったお話は、「7ravens」。
日本語訳では「7羽のカラス」というもの。
この絵のポイントは「山」。と先生が言いました。
山の絵をMountain の「M」を強調させて描いてあるのです。
それに気がついた時、鳥肌がぞわぞわぞわ~と立ちました。
今はまだ、子供たちには言いません。
今日から始まるお話は「太陽の東 月の西」というもの。
熊が出てきます。きっと美しい絵でBearを先生が描くのでしょう。
子供たちはそこに隠されてある、「B」にいつ気づくのでしょうか。
こんな風に勉強の第一歩である文字を学んで行く子供たち。
なんて幸せなことだろう、と心底うらやましくなりました。
***
写真はローズセレモニーでの1枚。
12年生からバラの花を受け取りました。
(写真の後ろが12年生。ちびこいのが1年生。対比が親としては感慨深い。)
先生が、他の教科の先生を紹介するときに、
「この先生がたは、あなたたちに、How to treat the world について教えてくれます。」
とおっしゃっていました。
「世界の扱い方、世界との接し方、世の中というもの。」
そんな風な意味でしょうか。
これから高校を出るまでの12年間。
しっかりとHow to treat the world を学んで欲しいと思いました。
では、また。
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by downtoearthusa
| 2009-09-16 23:48
| ★まいにちのこと