2007年 03月 21日
シュタイナー幼稚園のようす② |
シュタイナー幼稚園のようすのつづき。
ピンク色のやわらかな壁の色。虹色のシルクのスカーフ。
木のおもちゃ。素朴なお人形たち。
自然の中で見つけたそのまんまの木の実や貝殻。
これは0歳から7歳までは「おかあさんの子宮の中にいるような環境を。」とのことから。
産まれたばかりのあかんぼやちいさなこどもは全身がとても敏感。
心も敏感。ちいさいこころで全てを感じて受け入れる。
歯が生え変わる7歳前後までは、手を上に伸ばして反対側の耳がつかめるようになるまでは
(←大昔に「なるほどザ・ワールド」でやっていた。ネパール?かどこかの国の
小学校に入れる基準らしい。まったく理に適っている。)、
外部の刺激から守ってあげましょう。
というのがシュタイナー幼稚園の根っこにある基本姿勢。
だから極力、やわらかいイメージを作っている。
7歳までは刺激を与えないように・・・・だからテレビもひかえましょう。
だから文字を教えるのも小学校に入るまでは待ちましょう。
だから穏やかな優しい雰囲気でこどもと接しましょう。
だから自然のものを与えましょう。
そうやって守ってもらったこどもは・・・からだが育ちます。意志の力(きもち)が育ちます。
そして、次の成長段階に移りましょう。
こうやって順番に成長段階を見守っていく。
これがシュタイナー教育のおもしろいところ。
知識や体験をどんどんと上に上に積み重ねていくのではなく、ひとつずつ段階を経て、
7年毎にその時期に育つべき「たいせつなこと」が満ちるのを待つ教育。
「待つ」ということ。
これがたいせつ。
#
by downtoearthusa
| 2007-03-21 10:53