2008年 10月 06日
こんな世界があったとは! |
1週間ほどご無沙汰しました。
それでも、たくさんの方がのぞきに来てくださっていて、
ほんとうに感謝です。
先週の日曜日に幼稚園のファミリーピクニックがありました。
一品持ち寄りのパーティということで、
洋風ちらし寿司を持参で会場である学校の近くのファームへ。
この"農場でパーティ"、というのがとてもシュタイナー学校的。
まずは各自、持ってきた食べ物をテーブルへ置きます。
横では子供たちのためのアクティビティ。
ネックレスづくりや、バターづくり、そしてとうもろこしひき(後でにわとりにやるため)が
ありました。
どこまでも素朴。
その中で、一番の盛り上がりを見せたのが、こちら。
ブリキのバケツにバスタオル。
よく雑誌で見かける光景。初めて実際に体験。
Apple Bobbing といって、
りんごを桶に張った水に浮かべ、手を使わずに口でくわえて取るゲームです。
これはほんとに難しくて、大盛り上がりでした。
こども①も大奮闘。
②にいたっては、もう泳ぐ、と言った方が良いほど。
サラリーマンとして現実社会でみっちりと生きている我が夫。
いつもこういう集まりに参加すると、いまだにカルチャーショックを受けています。
時代に逆行しているかのような”わたしたち”。
「こういうのは映画だけだと思ってた。今のアメリカにこういう世界があったとは!」
と話している声も聞かれました。
小学校から大学までをずーっと公教育で育った夫。
理系のサラリーマンとして固く確実に生きてきた彼。
今だにこんな農場で他の人たちと手をつなぎ、輪になり、
「お祈り」の詩を読み、歌を歌っている自分が信じられないと言います。
その彼が何故シュタイナー教育を選んだのか。
まずは、子どもたちが本当にイキイキしているから。
そして、徹底的に自分を見つめさせるから。
というのが大きな理由だそう。
シュタイナー教育の目標として、
「自分の使命を見つける」というのがあります。
どうして自分は生まれてきたのか。
どうやって生きてゆくのか。
そういうことを頭で、体で、そして魂で、考えさせてゆくそうです。
それを直接的じゃなくて、
間接的に、それもものすごい思慮を持って子供自身に問い続けていく。
ちょっとアブナイ宗教団体みたいだ・・・とまごつきながら、
"大の男"が手をつなぎ、歌を歌っているのは、
自分の生きている意味というものを見つけて欲しい。
という父の思いからのようでした。
by downtoearthusa
| 2008-10-06 10:30
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